【場所】東京品川区・寺田倉庫G1ビル
【最寄駅】天王洲アイル駅
【期間】2021年8月21日(土)〜12月5日(日)
【開館時間】11:00〜20:00(金・土・祝日前は21:00まで)
【入場料】一般当日券:2,000円(平日)・2,200円(土日祝)
久しぶりに、美術作品を観に行きました。昨今、話題のバンクシーです。上記の展覧会です。
美術作品を観に行くこと、美術館に行くことが、『アメリカン・ポップ・アート展』(国立新美術館・2013年)以来であったと気づき、最近何やっていたのだろうと反省する次第です。そういえば、その間に一回だけ国立新美術館でバスキアを最終日に観に行って、満員で入館を断念したことを思い出しました。情けない話です。2013年の時は、私の最も好きなアンディ・ウォーホル、またロイ・リキテンスタインなどを観ました。
20代の時は、アンディ・ウォーホルの作品を観るために、わざわざニューヨークへ行ったこともあったのに…。ニューヨーク近代美術館(MoMA)です。そういう情熱、忘れてしまうんですね。長続きしない。いつの間にか、日々の雑務に時間を忙殺され、また無為な時間を無闇に過ごしてしまう、そんな日常生活です。気がついたら、浦島太郎のようにおじいさんになっていました。本当にそうです。それが現実でした。アラフィフって、昔だとおじいさんじゃないですか。
しかし、玉手箱を開けて白い煙を被ってからでも、やれることをやるだけです。「これからどうするか?」行動に変えること…。
バンクシーって誰?
ゲリラ的な芸術表現活動を繰り返している覆面アーティスト。正体不明。イギリスのブリストルでグラフィティの活動を始めたとされる。ステンシル技法を使ったストリートアートが特徴。反戦争や反権力、資本主義への反発などを表したメッセージ性の強い風刺的な作品を描く。
『バンクシーって誰?展』の特徴
- 映画のセットのような新感覚没入型展覧会
- 写真撮影・写真のSNS使用OK※一部の作品を除き
この展覧会、体験を大事にしています。バンクシーの実際の作品も多々ありますが、実際の場所にある作品を真似て作られた映画のセットのような空間が広がっています。バンクシーの作品は主にストリートアートなので、その場所にあることに先ず意味があり、それ故に巨大で移動が困難なものや既に壊されて失われてしまっている作品など多々ある訳です。なので、映画のセットのような再現は必要であり、有効なのです。
新感覚没入型展覧会
映画のセットのようで面白い!!
※以下、映画のセットのような再現の一部です。
もちろん本物の作品もあるよ
もっと上手く撮れば良かった
※以下、作品の一部です。
『Love Rat』
『Welcome to Hell(Pink)』
『Laugh Now』
『Turf War』
『Gas Mask Fly』
『Love Is In The Air』
『Girl with Balloon(diptych)』
『Napalm(Serpentine edition)』
『Dumbo』
写真撮影・写真のSNS使用OK
『バンクシーって誰?展』は、ごく一部の作品を除いて写真撮影OKでした。比較的に非常に自由度の高い展覧会の印象です。もともとバンクシーの作品はストリートアートでその性質柄、自由に公に人の目にさらされているからでしょう。実際には、汚されたり壊されたりもする訳ですから…。もちろん展覧会では、そこまでは許されていませんが…。
SNSでの写真使用の件は、一応電話で問い合わせました。個人使用であれば使用して構わない、個人ブログでの使用は問題ないとのことでした。
※詳細は、公式サイトより自らお問合せ願います。
美術展へ行くと良いこと
美術展や美術館へ行き、アート作品を見ることで得られることがあると思います。もちろん、美術館へ行って帰ってきたら別の人間に生まれ変わっているということはあり得ないにしても、新しいことを考える機会などにはなり得ます。心が動かされる体験となり、その後の行動に繋がるととても良いですね。
- 物事の様々な見方を学ぶ
- 発想や表現を養う
- 感性を磨く
- 非日常体験、心を動かされる体験を通じて、その後の行動が変わる
以上のようなメリットが期待できます。
バズらせるちから、少しでもあやかりたい…
『バンクシーって誰?展』を通じて、昨今話題のバンクシーについて少し考える機会になりました。個人的にひとつバンクシーについて取り上げるとすれば、現在世界で有数のバズらせ屋のひとりということです。
バンクシーのやっていることは、芸術活動なのか?それともプロモーションなのか?
結果、話題になっている(バズっている)のはバンクシーの芸術性か?それともマネージャーの戦略か?
様々な物議を醸し出しています。
バンクシーのマネージャーは、1997年から11年間はスティーブ・ラザリデス(写真家)が務めてきました。2006年からは、当時アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットのマネジャーをしていたホリー・カッシングが務めています。その後のバンクシーの活動に、変化をもたらしたはずです。
【話題になった出来事の概要を時系列に紹介】
日常にアートのある生活を
- 絵を飾る
- 服飾や雑貨などを使う
- アート関連の映画を観る
- 日常的に美術展・美術館へ行く
- 次はこの美術展へ『バンクシー展 天才か反逆者か』
ポップアートを飾る、服飾や雑貨を使う
もちろん本物の絵画を飾ることは非常に高価なため、普通は到底叶いません。しかし、額に入ったポスターのような模造品・複製品であれば安価に入手できます。特にアンディ・ウォーホルのようなポップアートですと、ポスターなどの複製品でも充分様になると、個人的な感想です。私は実際、アンディ・ウォーホルとロイ・リキテンスタインのものを飾っています。非常にインパクトがあります。ポップアートが好きなので、日常生活に取り入れると生活に彩・活気が出ます。バンクシーのものもありますので飾ってみては?また、Tシャツなどの服飾や雑貨もありますので、こちらも是非。
バンクシーのGirl with Baiioonのアートパネルです。かわいいですね。
バンクシーのLaugh Nowの絵と額縁です。
バンクシーのFlower Throwerのパーカーです。
アンディ・ウォーホルのマリリン・モンローの絵と額縁です。大きめサイズを飾るとインパクトがありますね。
バンクシーの映画を観てみる
美術作品を観た後や観る前に、バンクシーの映画を観るのもおすすめです。
以下の作品は、全て「prime video」で観られます。
『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』(2011年・監督:バンクシー)
『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』(2016年・監督:クリス・モーカーベル)
次は、この美術展へ
『バンクシーって誰?展』(東京・寺田倉庫)は、残念ながら2021年12月5日(日)までで終了です。
紹介するのが遅すぎました、すみません。
しかし、特に東京近郊の方々、次はこの美術展が開かれます。
【場所】WITH HARAJUKU
【最寄駅】原宿
【期間】2021年12月12日(日)〜2022年3月8日(火)
【開館時間】10:00〜20:00
【チケット料金】日時指定チケット(大人):1,800円(平日)・2,000円(土日祝)
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